米証券取引委員会(SEC)は、水曜日にギブソン・ダン法律事務所のデビッド・ウッドコック氏を新しい執行局長に任命した。先月、マーガレット・ライアン氏が突然辞任したことによる空席を埋める形となった。
ウッドコック氏は、5月4日から同機関の約1000人が所属する執行部門を率いる予定。サム・ウォルドン代理局長がその日まで職務を継続する。
ライアン氏は、わずか半年で辞任した。トランプ米大統領の関係者や暗号資産起業家ジャスティン・サン氏に詐欺容疑での訴追を進めるよう主張していたと報じられている。
SECのポール・アトキンス委員長や他の共和党系委員は、その動きを阻止したと複数の報道が伝えている。
SECは、サン氏および関連する3社に対する訴訟を3月に1000万ドルで和解した。サン氏は容疑を認めも否定もしなかった。
同氏はトランプ家のワールド・リバティ・ファイナンシャル・プロジェクトの主要投資家でもある。
リチャード・ブルーメンソール上院議員はこれを受け、アトキンス委員長の下での執行姿勢を「利益誘導体制」と批判し、機関記録の提出を要求している。
ウッドコック氏は2011年から2015年までSECフォートワース地域事務所を率いた。デジタル資産政策との明確な関わりはない。
直近ではギブソン・ダン&クラッチャーのパートナーやエクソンモービルのアシスタント・ゼネラルカウンセルも務めた。
同氏の就任が決まった週、SECは2025年度の執行報告書も公表した。機関による訴訟提起は456件で、前年の583件から22%減少した。
同時期に執行部門の人員も18%減少した。
ウッドコック氏は暗号資産への執行後退路線を継続するのか、それとも新たな方針を打ち出すのか。
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