過去24時間で暗号資産の建玉清算額が4億2200万ドルを超えた。市場は激しい2方向の値動きに見舞われている。
ショートポジションを取った投資家は、予想外の反発局面で大きな損失を被った。
清算データによれば、過去1日の間に市場環境が大きく変化した。直近4時間ではショート清算が6910万ドルとなり、ロング清算の1996万ドルを大幅に上回った。これは直近の価格回復が弱気派の予想を覆したことを示している。
24時間のショート清算合計は1億4388万ドルに達した。ビットコインとイーサリアムがサポートラインから反発したためだ。データ推移にも加速が表れている。1時間あたりのショート清算は563万ドルに及び、ロングの318万ドルを上回った。上昇圧力が継続している状況。
直近のショートスクイーズにもかかわらず、過去24時間の清算はロングが大半を占め、2億7866万ドルに達した。これは、レバレッジをかけた強気筋が、値動き下落時点で一掃されていたことを示唆している。
このような高い変動性の背景には、中東情勢の緊張など世界市場全体でリスク資産が売られている現状がある。
12時間データでは、総清算額2億3375万ドルのうちロングが1億3863万ドル、ショートが9513万ドルを占めた。買い戻し圧力が戻りつつあり、直近の時間帯ではショートへの偏りが顕著となった。混乱の中でも機関投資家の資金流入は続いており、暗号資産ETFは1月以来最大の週次流入額を記録した。
トレーダーにとって本件は、レバレッジ売買が両方向でリスクとなることを示している。高値でロングを構築した強気筋が清算された直後、安値でショートを仕掛けた弱気筋も数時間後にショートスクイーズに遭った。短期的な混乱が続く中でも、オンチェーンの動向を見ると長期保有者は引き続き買い増しを進めており、今後の価格上昇への信頼が読み取れる。
ショートスクイーズの発生は、下押し圧力の枯渇が近いことを示す動き。ショート勢が損失補填のために買い戻すことで、相場の上昇が勢いづき、さらなる値上がりを誘発しやすい。
一方、24時間で4億2200万ドルという高水準の清算が続いており、市場のボラティリティは依然大きい。強気筋・弱気筋いずれも急速な値動きで損失を被っている状況。


