米国モーニング・ダイジェストにようこそ。1本日の暗号資産市場の主な動向をまとめたお役立ち要約版をお届けする。
コーヒーを手に、チャートから目を離してほしい。なぜなら、暗号資産市場全体で異例の現象が起きつつあるからだ。価格の乱高下、機関投資家のささやき、不安なマクロ経済指標が絡み合い、トレーダーたちはリアルタイムでこの新たな状況を理解し始めている段階。
ビットコインの直近の値動きは、2つの相反する視点から解釈されている。
一方で、一部のアナリストは広範な金融環境がリスク資産には逆風となりつつあると主張する。他方で、大口投資家による短期的なボラティリティ操作の可能性を疑問視する声もある。
その結果、相場は不信感と不確実性に基づいて形成されており、単なるチャートや流動性だけでなく、現代の暗号資産市場の本質的な運用に対する不透明感が強まっている。
マクロストラテジストのマイク・マクグローン氏は、ビットコインの値動きが金融市場全体に潜む大きな構造的リスクを反映している可能性を指摘した。
同氏は、ビットコインが長期的には6万6000ドル付近へ回帰しつつあるが、過去には2万8000ドル付近に値が集中していたと主張する。
同氏はさらに、暗号資産の価格下落は「逆資産効果の前兆」を先取りしている可能性があると指摘した。つまり、資産価格の下落が先行し、その後に流動性の引き締めやリスク選好の後退が起きるという意味になる。
こうした状況は、過去にも暗号資産やグロース株など投機的な資産に重くのしかかってきた。
一方、暗号資産の取引コミュニティでは異なる見方も広がっている。Milk Roadのアナリストや市場解説者は、一部の機関投資家が米国株式市場の寄り付き直後に暗号資産を急落させているとの継続的な噂について議論している。
これによれば、ニューヨーク東部時間で午前10時ごろに、ビットコインや関連ETFに大口売り注文が入り、パニックやレバレッジポジションの強制清算、薄い流動性の露呈を引き起こす可能性があるという。
トレーダーらは、同じ企業がその後、より安値で買い集めていると主張する。
こうした主張はあくまで未確認の噂だが、2025年後半以降、類似のパターンが繰り返し観測されており、市場関係者の注目度も増している。
こうした憶測は、ジェーン・ストリートがブラックロックのiシェアーズ・ビットコイントラスト(IBIT)の最大級の買い手となったという情報開示を受け、さらに加速した。アナリストが広く引用するデータによれば、2025年末までに同社はIBIT株式を2000万株以上取得したという。
もしこれが一つの目安になれば、ジェーン・ストリートはすでにビットコインへの機関投資家として大口の保有者となっている。
この議論は、機関投資家資金の流入がビットコインの中長期的な見通しを支えるのか、あるいは短期取引戦略によってボラティリティが増幅されているのか、真剣な議論を呼んでいる。
一方で、協調的な取引手法に関する根強い憶測は、一般投資家の信頼感を損なう恐れがある。特に、レバレッジや薄い流動性、自動清算が価格変動を加速させる市場では、この傾向が顕著である。
本日注目すべき米国暗号資産ニュースのまとめは以下の通り。
| 企業 | 2月17日時点の終値 | プレマーケット概況 |
| ストラテジー(MSTR) | 128.67ドル | 129.11ドル(+0.34%) |
| コインベース(COIN) | 166.02ドル | 166.80ドル(+0.47%) |
| ギャラクシー・デジタル・ホールディングス(GLXY) | 21.30ドル | 21.26ドル(-0.19%) |
| MARAホールディングス(MARA) | 7.51ドル | 7.50ドル(-0.13%) |
| ライオット・プラットフォームズ(RIOT) | 14.65ドル | 15.29ドル(+4.37%) |
| コア・サイエンティフィック(CORZ) | 17.23ドル | 17.20ドル(-0.17%) |

