カナダに拠点を置く金ロイヤリティ企業Elemental Royalty(エレメンタル・ロイヤリティ)は2月17日、株主が、ステーブルコイン発行企業Tether(テザー)の金連動型ステーブルコイン「テザーゴールド(XAUT)」で配当を受け取るオプションを提供すると発表した。

テザーが同日に発表したプレスリリースによると、上場金企業としては世界初の試みだという。

このオプションを選択した株主には、法定通貨ではなくXAUTで配当が支払われる。これにより、株主は金へのエクスポージャーを得ることができ、デジタル決済ならではの柔軟性も享受できる。

今回の発表は、金市場とデジタル資産インフラの両方にとって大きな進化を意味し、トークン化が単なる取引用途を超え、現実世界の企業金融分野へと拡大し得ることを示しているとテザーは考えている。

テザーのCEOであるPaolo Ardoino(パオロ・アルドイノ)氏は、「金は常に世界で最も信頼されてきた価値の保存手段の1つだが、現代の金融分配モデルに直接組み込むことは困難だった。株主配当にXAUTを用いることで、この状況は一変する。これは金業界にとって大きな前進であり、トークン化された資産がこれまで実現不可能だった新たな金融モデルをいかに実現できるかを示している」と述べた。

今回の動きは、テザーによるエレメンタルへの戦略的投資に続く動きだ。テザーは2025年6月、エレメンタルの発行済み株式の約3分の1を取得した。

|文・編集:廣瀬優香
|画像:Shutterstock

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