大手ヘッジファンドのビットコインETF保有高が、2025年第3四半期から第4四半期にかけて28%減少したことが明らかになった。ブルームバーグが23日に報じた。暗号資産取引所クラーケン傘下のCFベンチマークスが2月19日に公表した調査によると、主要ヘッジファンドは急速にポジションを縮小している。
米証券取引委員会(SEC)への届出によると、運用資産約400億ドルを持つブレバン・ハワードは、ブラックロックのアイシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)保有株を約86%削減した。評価額は約24億ドル(約3,713億円)から約2.75億ドル(約426億円)へ大幅に縮小し、株数は約550万株となった。
ビットコイン・ベーシス取引の年率リターンは、アンバーデータの2月9日時点のデータで約4%に低下した。この手法はビットコインの現物ETFを保有しつつCME先物でショートを組む裁定取引だが、承認直後は2桁のリターンがあったものの、現在は利益機会が大幅に圧縮されている。
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一方で、投資アドバイザーは過去1年間でIBIT保有高を前年比145%増加させており、アブダビ政府系ファンドのムバダラ・インベストメントはIBIT保有株を46%増やし、約1,270万株(評価額約630億円)に拡大するなど対照的な動きを見せた。
機関投資家全体のビットコインETF保有量は2025年第3四半期の約53万2,000BTCから第4四半期には約51万3,000BTCへ約3.5%減少にとどまり、長期保有の姿勢が見られる。
ビットコイン価格
BTCは2025年10月に126,000ドル超の高値を付けた後、約50%下落し、2026年2月23日早朝には約64,300ドルまで落ち込んだ。
2026年に入ってからは、米国上場のビットコイン現物ETFから過去5週間で約38億ドルが流出し、年初来の総流出額は約45億ドルに達した。このうちIBITだけで約21億ドルが流出している。
CFベンチマークスのガブリエル・セルビー氏は「ヘッジファンドが最初に参入し、最初に撤退した投資家だった」と述べている。
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