オンチェーンデータ企業コイングラスが提供するビットコイン
BTC月次リターンのヒートマップによると、2025年10月から2026年2月まで5カ月連続でマイナスリターンを記録した。2018年8月〜2019年1月の6カ月連続(歴代最長)に次ぐ、歴代2番目の連続下落となる。
ビットコイン月次リターン 出典:コイングラス
起点となった2025年10月は−3.69%。続く11月は−17.67%と急落し、12月も−2.97%でマイナスを記録した。年をまたいだ2026年1月も−10.17%、2月は−14.94%と下落が止まらず、5カ月の累計下落率は約45%に達している。
3月1日時点では−0.8%とスタートしており、歴代最長となる6カ月連続への延長が現実味を帯びてきた。
過去最長の連続マイナスは2018年8月(−9.27%)〜2019年1月(−8.58%)の6カ月で、当時はビットコインが年初の200万円台から30万円台へと崩落した、いわゆる「クリプトウィンター」の時期だった。今回は2025年9月の+5.16%から10月に反転して以降、地政学リスクや米国の政策不透明感を背景に下落が継続している点が特徴だ。
コイングラスのデータによれば、2013年以降の3月の平均リターンは+11.28%だが、中央値は−1.55%と大きく乖離する。2013年3月の+172.76%という記録的な急騰が平均値を大幅に押し上げているためで、外れ値を除いた実態は中央値が示す通りわずかにマイナスとなっている。
過去13年で3月のプラスは6回、マイナスは7回とほぼ拮抗。最大の下落は2018年の−32.85%で、これが歴代最長6カ月連続の起点となった月でもある。2020年(−24.92%)のCOVIDショック、2025年(−2.3%)のトランプ政権の政策不透明感など、過去の「3月マイナス」局面には外部ショックが重なる傾向がある。
2026年3月は米国・イスラエルによるイラン攻撃(2月28日〜3月1日)という地政学リスクが加わった局面でのスタートとなっており、歴代最長記録に並ぶかどうかが注目される。
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